jigen033’s blog

精神障害者も語ってみたい⇒⇒⇒食道がんへの道

今週の入院期間

今週の月曜から木曜の午前中まで、入院していました。最初は金曜日までの予定だったので、一日早く帰還できました。

病院のベッドは自宅のものより高級で、低反発マットレスです。寝心地はいいはずなんだけれど、入院しているだけで、気分は塞ぎがちになる。

食事も栄養管理資産が、細かく要望をかなえてくれます。自分では作れないので、生活環境はかなり上なはずなんだけれど、やはり拘束されているなーという感じがぬぐえない。

当然ながらブログは閲覧もできないし、テレビ視聴が有料なのは仕方ないとして地デジ放送しか見れない。パソコン依存なのかなぁ。

個室じゃないので、同部屋の他の患者さんにも多少気は使う。洗面とかトイレとかが共同だから、先着順。

超高齢社会は病院だからこそだろうけれど、高齢者の多いこと。70歳80歳がゴロゴロ入院している。でも、認知症のような患者はいなかった。病気が刺激になっているのだろうか。

退屈で退屈で、眠れぬ夜はずっと本を読んでいた。図書館から予め借り出していたもの。『本の雑誌』とか『創』の雑誌、『エロマンガ先生』のようなラノベ(この作品は、先にアニメで見て知っていた。)、そしてがん関係の医者の書いた書籍。

この医者の著書というのが一番全うそうで実はそうではないようなのだ。各自、自分の学説に酔って「一番正しい」ような主張をするので、数冊読むと嫌になってしまった。読者(多くは患者かその家族だろう)が混乱するばかりではないか。

がんの治療方法といえば、大雑把に言えば、①外科的手術、②薬事療法、③放射線治療、となる。①はステージが低くなければ不可で、何故かというと切除しきれなければ再発し患者に負担がかかるだけとなる。僕の場合は②の抗がん剤の点滴投与だ。消化器内科が受け持っているので、外科手術はありえない。

二人に一人の割合でがんになる時代だ。がんに侵されること自体はそれほど珍しいことではなくなった。芸能人でも結構カミングアウトしている。ステージが低いか、治療で回復したからこそ、言えることではあるのだろうけれど。

それでも高齢になると新陳代謝が活発でないだけ、がんの進行も遅いようだ。ただ、体力が衰えてベッドに寝た切りという状態になると痛ましい。

最近は緩和ケアという病室を設置する病院や施設が増えてきた。治療を施す余地がなくなった場合、少しでも快適に過ごせる余生を提供しようとするもののようだ。だから、治療の可能性があれば、緩和ケア病棟から元の一般病棟に戻ることもあり得る。

余り緩和ケアはお勧めしないが、というか僕としては望まないが、単身者が自宅に戻っても一人で何一つできなければ、仕方がなかろう。看護や介護をしてくれる身内はいないからなぁ。

勿論認定を受ければ、介護保険を使う方法もあるし、訪問介護サービスをする病院もあるので、最終的には病院かあるいは施設か、自宅に拘るのかは自分次第ということになる。

そういえば、安部ちゃんは在宅介護推進派だから、さぞや自宅にも立派な個室が用意されるんだろうなぁ。麻生太郎ちゃんなんか、最期まで週刊漫画を読みふけるんだろう。

じゃあ、ぼくもブログをできるだけ続けよう。